管理設定

Overviewタブ上段の「ユーザー・グループ選択」ドロップダウンで最下位グループ(テンプレートを割り当てられ実際にKPIを管理するグループ)が選択された場合にのみ管理設定が可能です。ここの[...]アイコンをクリックすると管理設定の2つのオプションが表示されます:

  • アラート設定:KPI失敗に対する通知ルールを設定できます。KPIの優先順位に応じて通知頻度、通知手段(例:メール)、受信者などを設定し、KPI目標を達成できなかった場合に誰がどの方式で通知を受けるかを構成できます。

  • スコープ設定:KPI測定時、該当グループが使用しているリソースに限定してクラウドリソース範囲(Scope)を定義することができます。アカウント、製品、リージョン、タグなど様々なフィルターを活用して、選択したグループに適したリソースのみがKPIに反映されるよう設定できます。

Alert タブ

KPI状態がFail(失敗)に変更された際、メール通知を設定できるタブです。これによりチームは、リアルタイムでKPI異常の有無を認知し、迅速に対応できます。

  1. 優先順位(Priority):KPIの重要度に応じて通知を設定します。Low(低)、Medium(中)、High(高)の中から選択できます。優先順位「高」を選択すると、該当KPIの中で未達成KPIリストが設定した周期に従って通知が送信されます。

  2. 周期(Period):通知がどれくらいの頻繁で送信されるかを設定します。毎日、毎週(月曜日ごと)、毎月(月末)の中から設定可能です。

  3. チャンネル(Channel):メールなど通知を受け取る方法を設定します。(チャンネルは継続的に拡大する予定です。)

  4. 受信者(Recipient):通知を受け取るメールアドレスを1つ以上入力します。

  5. 通知チャンネル追加(Add Alert Channel):追加で通知をさらに設定できます

  6. 追加(Add):上記の通知条件値をすべて設定した後、ボタンを押して通知ルールを追加します。下段に追加した通知の情報値をリストで表示します。

  7. 保存:登録された通知を最終保存します。保存された情報値で通知が送信されます。

Scopeタブ

スコープ設定は、選択したグループに対してKPI計算に含まれるリソースの範囲を定義します。

  1. FinOps KPIスコープ:アカウント(Account)、サービス(Product)、リージョン(Region)、請求タグ(Billing Tag)、または一般タグ(Tag)などのフィルターを使用してKPI計算に含めるリソースの範囲を細分化できます。

  2. アカウント(Account):グループで管理する特定のクラウドアカウントにKPI測定対象を制限するフィルターです。

  3. バリュー(Value):KPIに含める特定のアカウントタグ値を選択または検索できます。

  4. +フィルター追加(Add Filters):Product、Region、Billing Tag、Tagなど追加フィルターを適用してKPI測定条件をより精密に設定できます。

  5. Budgets KPIの範囲:予算関連KPI測定のため、予算タグを活用して範囲を指定できます。

  6. Budgets: KPI測定のための事前定義された予算計画を選択できるフィルタータイプです。選択された予算基準に従ってKPIが評価されます。

  7. バリュー(Value):選択した予算の名前です。この値が設定されていないと予算KPIが正しく計算されません。予算が選択されていない場合、KPIは測定されません。

  8. フィルターを調整した後、[保存]をクリックして変更事項を適用してください。

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